新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (49):緊急事態宣言。
(投稿日: 2020年04月16日)
緊急事態宣言。出されるのだそうです、全国的に。本来のゴールデンウイーク明けまでの見込みと。
そこまで頑張ればなんとかなる、、、と思っている一般市民の方々は少なくないのでは。宣言が解除されたら、霧が晴れてまた以前のような日々が戻ってくるはずさと。
「緊急事態宣言」なるものによって、接触感染と飛沫感染の可能性を徹底的に排除する環境を整えることで、いったんは感染者数の増加にブレーキはかかるでしょう。しかし、ウイルスが根絶されていない=どこかに残っている/誰かが感染していて他の人に感染させる可能性を持っている、かぎりは、接触感染と飛沫感染の可能性がある日常に戻れば、またウイルスが免疫のない人を探し当てて、流行が再燃する。
感染症の流行と人々の心のザワつきの終息までの道のりは、簡単なものではないはずです。人口の一定割合が免疫を保有する状況にならないかぎり、感染者数は増加する。人工的にヒトに免疫を賦与することのできるワクチンが登場しないかぎり、スピード感をもって免疫のない人の数を減らすこともできない。
一回の目立つ施策に飛びついて大きな期待をするよりも、地道に長い道のりをしっかりと踏みしめて前進していこうという覚悟を決めることではないかなと思います。流行の波があって、厳しく締めて、流行の波がやわらいで、少し緩めて、また波が再燃して、また締めて、、、これを繰り返しながら、段々と波が小さくなっていく、、、そんな感じではないかなと思います。
今日、4/16の時点で、県内の検査陽性者数が49名、ここまでの死亡者数ゼロの静岡も含めて全国に発せられることになった「緊急事態宣言」。見えない敵に震え上がった人々の心が”緊急事態”なのだと思います。ここからの長い道のりと、そのさらに先を見渡す想像力を豊かにして、今から何ができるか、どうしていけばよいのか、日々考えたいと思います。
コメントを残す