新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (87):コロナの恩恵、オンライン勉強会
(投稿日: 2020年05月24日)
昨日、5月23日、静岡小児臨床研究ネットワークの第28回勉強会を開催しました。
4月末の段階では、コロナの影響で緊急事態宣言が出されて集会どころではない、講師を県外からお招きする状況でもない、ということで、いったんは中止の腹を固めていました。が、その頃にいろいろな所で耳にしたテレワーク、オンライン診療、Web会議といった言葉から、待てよ、、、と思いました。
はからずもテーマは「テクノロジーが医療を発展させるためのカギは何か?」です。コロナの影響で、勉強会の通常のスタイルでの開催は困難となりました。やはりコロナの影響で、社会が旧来のスタイルの変革を求められる事態となっています。テレワーク、オンライン診療、Web会議を積極的に導入し、この難局を乗り切るための努力をしていますし、また、そうした方式を使いこなすことにより、今までにない効率性や有効性に気づき始めているようです。まるで今回のテーマが、こうなることを予測していたかのような設定になっていたじゃないか、、、そう気持ちを奮い立たせました。通常開催できないことを、Webセミナーの形で乗り越えること、それが一番のテーマに対する回答になるのではないか、そう考えるに至りました。
GW付近から急ぎ準備を進め、一般にアナウンスして、講師間で練習会も実施した上で、昨日の本番となった次第です。基本的にはこの領域の素人の我々ですので、準備から当日まで株式会社TERACOMさんのお力をお借りして、何とか乗り切ることができました。
Zoomシステムを利用した3時間は、あっという間に過ぎました。一部通信状態が悪い時間帯があって皆さんにはご迷惑をおかけしましたが、どうにかテーマに沿って進めることができたかと思います。
事前登録では、北は秋田から南は沖縄まで、定員いっぱいの100名のご応募。実際には、65名の皆さんにご視聴いただきました。初回ですし、コロナの影響もまだ残っているということだと思いますので、上出来であったと思っています。
会場における勉強会、という旧来のスタイルしか頭になかったところへ、Webセミナー形式という概念を導入できたことは、コロナ騒動の中、大きな収穫であったと思います。今後は会場での開催をWeb配信していく形式にも挑戦して、静岡まで足を運ぶことができなかった皆さんとも知識や情報を共有、ディスカッションしていけるような道筋をしっかりと模索していきたいと思います。
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