第10回 勉強会、胸に響きました。
(投稿日: 2018年07月16日)
「それぞれの立場で考える予防接種」をテーマにした第10回の勉強会は、7月14日土曜日に開催されました。今回も、暑さの中、また3連休の初日であるにもかかわらず、県外からを含めて51名の、様々な職種の方がご参加くださいました。
まず参加者を出迎えたのは、岐阜からお越しいただいた、風疹をなくそうの会『hand in hand』、共同代表の可児さんが設営された、普通の学会場かと思うような、のぼりを従えた展示ブースでした。
勉強会は、予防に絡んでの話題提供であった「歯」のお話でスタートしました。たくさんの印象的な写真を見せていただいて、余韻を残す終わり方となり、また改めてしっかりと本編を聴きたい、、、という声がたくさん上がりました。
医療機関や教育機関における麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘の感染対策に関わる教育講演も、現場での苦労を感じさせる実際的な質問が出ていました。
腸重積の副反応をご経験され、そこで積極的に情報収集と勉強をされ、以前にもまして患者さんとコミュニケーションをとりながら丁寧に説明を尽くして、ほぼ100%の接種率につなげている松野クリニックの実践は、学ぶところ大でありました。
メインの招待講演の可児さんは、ワクチンで防げたはずの風疹に妊娠中にかかったことにより、その影響を受けられた娘さんとのご家族の思い出を写真と共に、涙と共に語られました。普段は講演を依頼されるとしても20分程度だそうです。今回はタップリ1時間ありましたので、娘さんのことを思い出しながらお話ししていたらウルウルしてしまったとのことでした。涙をふきながら聴講する参加者も少なくありませんでした。我々にできることは、粛々と麻しん風しん混合ワクチンを、そしてその他のワクチンを接種し、それらで防ぐことのできる感染症で苦しむ方々を一人でも減らしていくこと、ゼロを目指していくことであると、再認識しました。
最後に、参加者に呼び掛けて、可児さんを囲んで記念写真を撮りました。たくさんの参加者がいっしょに写真に納まってくださいました。
≪参加者 51名≫
◆ 職種 ◆
小児科医 9
医師(小児科以外) 5
薬剤師 16
看護師 6
保健師 1
保育士 2
企業・会社関係 10
その他 2
◆ 地域 ◆
静岡市 26(葵区 15 駿河区 7 清水区 4)
浜松市 2
富士市 2
藤枝市 2
三島市 2
その他県内 7
県外 10(愛知 4 東京 3 大阪 2 千葉 1)
◆ 単位 ◆
専門医共通講習 13
生涯教育 7
薬剤師研修シール 15
ICD 1
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