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新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (3):検査ができないといけないのか?

 一般部門の中止が発表され、現在の各種イベントの延期や中止の先鞭となった東京マラソンが、今日午前に実施されました。日本記録も出て、日本人選手が快記録で次々とゴールし、感動を呼びました。大迫選手を筆頭に、この混乱した社会情勢の中でも揺るがない選手達の精神力に脱帽です。

 様々なイベントの中止、自粛なんかよりも、国民が元気になって免疫力が上がって、よほど大きな感染対策になったのではないかと、非医学的ですが思ったりもします。

 ここまで、我が国の検査体制が不十分であるとの指摘が日増しに大きくなり、「検査難民」なるワードも頻出して、一刻も早くどこでも誰でも検査を受けられるようにすることが最重要課題のように迫られている雰囲気です。

 本当にそれは、正しいこと、大切なこと、急がなくてはいけないことなのでしょうか。

 思いつくままに考えを列記します。

◆PCR法の検査は、手間がかかる。人手も時間も費用も要する。簡単にキャパシティを上げられるものではない。
◆国内で検査ができるようになった1月末以降、感染研、次いで地方の衛生研究所では、総力を挙げて検査にたずさわっている。
◆それでも検査できる数には限界があり、優先順位をつけて対応するが故、希望者がすべて検査を受けられるわけではない。
◆早い段階で試薬を提供する条件でPCR法を実施する病院を募り、検査会社にも呼び掛けがなされた。が、対応できる施設はなかった、あるいは限られていた。
◆重要な感染症であるからこそ、検査の精確性に慎重を期して、量よりも質を重視してここまで来たという部分はあるのではないか。

◆検査が陽性でも症状のない人はいるし、陰性でも実は感染しているという人もいる。
◆本当は病原体がいるのに陰性としか判定が出ない、本当はいないのに陽性と出てしまう、という誤りが一定割合で起こる。
◆検査に用いる検体が、病原体がいる部位から正しくしっかりととれていないという場合も、結果が不正確になる要因となる。
◆いったん治ったのにまた検査で陽性となった、という例の原因として、ワイドショーなどでは再感染と再燃の2つが挙げられているが、検査の誤りまたは検体の不適切な採取による、という可能性もあるのかもしれない。
◆PCR法は、非常に鋭敏な検査だが病原体の一部を捉えるだけであるので、陽性であっても感染力はない、治った後のただの残骸を見ているだけという場合もある。
◆今後、迅速に検査ができるシステムやキットが登場してくるであろうが、それらも、PCR法と同様に、100%の精度にはならない。

◆そもそも、検査の結果が陽性か陰性かが大事なのではなく、感染したその人の状態がどうであるかこそがまずは肝腎。
◆病原体が不明でも、元気ならば慌てることはないし、症状が重いのであれば状態に応じた対応は速やかにしなくてはいけない。
◆患者の状態の軽重をそっちのけで検査の陽性と陰性だけを騒ぎ立てることはナンセンス。また、軽症者の方が圧倒的にたくさんいるのに、死亡者数ばかり数え上げることもナンセンス。
◆加えて、現状、陽性だからと言って特別な治療法があるわけではない。

◆検査に医療保険が適用されるようになる、というが、キットが開発されるようになったとして、それを実施するのは医療機関。現在の社会の雰囲気では、状態の軽重によらず、あるいは症状の有無にかかわらず、多くの市民が医療機関に殺到して混乱する可能性が高い。COVID-19以外の病気の診療にもあたらなくてはならないが、その機能がマヒしてしまいかねない。

 検査に絡んでお伝えしたいことは山ほどあるのですが、うまく表現し切れません。

 しかし! 上記のこと、いや、それ以外にも僕がお伝えしたいことも網羅して、すべてを非常にわかりやすく表現する漫画があることを教えていただきました。僕はツイッターなるものに手を出していないので、引用の許可もとりようがないのですが、作者の方にはお許しいただければと思う次第です。

『新型コロナウイルスの検査を行う必要性につきまして。』by ぴんとこなーす@puropera44

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