新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (30):”8割の軽症者”はどこへ?
(投稿日: 2020年03月28日)
軽症者が8割とされています。すでに回復している方もいらっしゃることが数字として公表もされています。でも、報道されるのは今日新たに判明した感染者数、すなわち検査で陽性となった人の数と、死亡した人、重症となって治療を受けているという人の話や映像ばかり。大半を占めているはずの軽症者、あるいは軽症だった人は、いったいどこに行ってしまっているのでしょう?
”8割の軽症者”が見えてこない理由、の推定。
◆社会の雰囲気
現状、コロナウイルスに感染したということを公言すると、周囲から白い眼で見られる/非難される/生活ができなくなる可能性が高く、名乗り出ない/出れない。
◆メディアの扱い方
メディアが、”8割の軽症者”を今追うことが、国内や世界の世論の方向性と食い違うと認識している。
◆個人情報
軽症、重症にかかわらず、患者の存在、行方が、完全に秘匿されていて、退院した数などとして公になる以外、本人にアプローチのしようがない。
まずは、感染した当事者が普通に語ることもできるような社会の雰囲気になっていかなくてはいけないと思います。社会全体としても医療としても、その言葉から学んで、次の対策につなげていけるようにすることがとても大切であると考えます。
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