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新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (31):心配すべきこと

 当初国内ではクルーズ船の話題を中心に展開していたところ、国外の状況が追い抜き、次いで国内の患者増加が進んで、オリンピックも延期が決定、様々なことに関して4月以降自粛自粛、、、という流れで、国内外問わず、先の見えない状況となってきています。

 発端となった中国からは一段落したかのような発信だったけれども、本当に大丈夫かという声もあるようで。すぐに世界が落ち着きそうな様相ではとてもありません。

 Stay Homeがまずは合言葉に違いないのですが、これがいつまで続くかわからないことが問題であり、長期化すれば、経済面での社会への影響がどんどん大きく、深刻になっていくことは必至です。人の命にも影響しかねません。ただ、経済に関しては、専門家や行政や政治家に一任します。

<参考>
リスク・マネジメントに基づく「新型コロナウイルス対策」の提案
【京都大学レジリエンス実践ユニット】(解説:藤井聡ユニット長)

 もう一つ、ストレスへの対策が大きな課題です。こどもに関して言えば、最初は学校が休みで喜んでいたかもしれないけれども、外出も制限され、限られた人と接するだけの単調な現在の状況が続けば、身体的および精神的なストレスがたまっていくことは確実です。ガマン、、、と言っても、成長期の多感なからだと心には、限界もあることでしょう。

 大人も決して安泰ではない、むしろ生活が懸かる分、より大きなストレスを抱えることになります。加えて、先の展望が開けないことから、抑うつされた精神状態になって当然です。

 医療関係者は、最前線で緊張した日々が続きますので、なおさらの状況と考えます。当地ではいまだ検査陽性者の数が限定的であることもあり、当科も受診患者数が少なく、余裕のある業務状況ではありますが、スタッフが気分的にはずっと重苦しさを感じながら勤務していることが見てとれます。

 軽症者が8割ということからしても、病原体としての実際的な実力は決して”殺人ウイルス”などではないはずです。しかしながら、未知のウイルスが見えない形で忍び寄るという言いようもない恐怖感、しかも報道で見聞きする国内外の惨状を中心とする情報がその恐怖感の増幅因子となって、極端な形で不安が社会全体、世界全体を覆っています。これを取り除くには相当のエネルギーと時間を要するものと思います。であるからこそ、主に心の面の長期に渡るケア、ストレスを解消する術を、走りながら考え、実践に移していかなくてはなりません。

 実際に患者が目の前に現れたらどうするか、院内の感染対策はどうするか、地域としてはどう協力体制を構築していくか、、、など、実際の場面での具体的な対応策の検討はもちろん欠かせません。プラス、上記のようなこともカバーしていく必要があります。何せ初めての経験、まさしく走りながら考え、部分的にでも実践していけたらと思うところです。

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