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新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (56):手洗いは目立たないけれど

 昨日の時点での都道府県別データで、人口の因子以上に、人口密度の因子の方が、各都道府県の検査陽性の感染者数を反映しやすいのではと感じました。

 

 いかに人と人との距離が日常的に近いか、が、感染のしやすさ、うつりやすさと関係しているように思います。

 ただ、静岡県のデータを眺めていると、大半の方が行動に際してマスクを着用していたと説明しているようです。「マスクさえしていれば感染しない」という過信は禁物ということでしょう。

 静岡県で、他県に比較して人口割で患者発生数が少ない理由も、いろいろとあると思います。状況を捉えて言うならば、クラスターと呼ばれる、ひとまとまりの集団としての感染が生じていないことが大きと思われます。

 前述のリストでは、もう一点、家族内や、車内の空間を一定以上の時間共有していたケースでの感染が目立ちます。家族とか親しい友人、同僚などと、近い距離でマスクなしで過ごすような間柄では、一定の感染のしやすさが確かにあるということでしょう。

 一方で、それらの患者さんから周囲に激しく感染を拡大させている様子もありません。発症するまでと発症した直後あたりの行動に際して、マスクをしていれば無差別にウイルスをまき散らすわけではないことの証でもあるのではと思います。

 もう一点、改めてとても重要と推察されることが、手洗いです。最近は県内でも、どこで感染したかわからない、感染経路不明例が散見されます。この方々をはじめ、皆さん、マスクを着用して行動しているのに、それでも感染してしまうのだとすれば、もう一つの感染手段、接触感染のことを考えないわけにいきません。特に感染経路不明のケースでは、その行動歴の洗い出しから、感染者の飛沫に吸い込まれたウイルスを吸い込むことが考えにくく、となると、感染者から排出されたウイルスを含む飛沫に触れて、その手で目をこすったり口の付近に触れたりしたことで、ウイルスを侵入しやすくする手助けをしてしまったのではないかと。

 つけているかつけていないか、正しくつけているか不適切か、一目瞭然のマスクは、その着用の動機が生じやすい上、つけていないことが批判されやすい風潮もあってつけずにはいられないような心理状態にもなるでしょう。

 しかしながら手洗いは、各個人のこれまでの習慣や生活スタイルが大きく影響する行為であり、洗ったかどうか、手指消毒剤を用いてきれいにしたかどうか、見た目からは伝わりにくい(洗っている/消毒しているその瞬間でない限り、周囲は認識しにくい)という特徴も手伝って、感染対策としてはやや地味な位置づけではなかったかと思います。

 マスクは感染を拡げないことには役立つと考えられる反面、していてもかかってしまうのだから、感染の可能性を実際的に低減させるために、習慣や性格からくるモチベーション維持の困難さを克服して、これからは手洗いを励行することにしてはいかがかと思います。

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