新型コロナウイルス感染症 COVID-19 (67):過去を振り返るばかりでは…
(投稿日: 2020年05月04日)
静岡県内、3日連続の検査陽性者ゼロ、です。ホッとする気持ちと、気が緩む状態ということの、この紙一重、表裏一体の感覚を、うまく調整していきたいところです。
テレビでは、連続ドラマも収録のためがもたず、スタジオ収録も出演者の調整でままならず、生番組はネタもコメンテイターも枯渇して、昔の番組を流す局が増えてきたようです。
たまにはよいですね、懐かしむことができて。でも、初めて観るのでないと、過去から引っ張り出してきたものとなると、やはり”なつかしい”でおしまいです。すぐ飽きてしまう。
中学生の頃、合唱を熱心にする学校で、皆のお気に入りだった曲のフレーズを思い出します。中学生、、、の映像ではないですけど。
”、、、振り返っても、そこにはただ、風が吹いているだけ~♫”
当たり前のことですが、過去は、時間と共に積み重なって量としては増えていくものの、一つ一つのできごと、思い出は、不変の存在であることを改めて認識する次第です。思いはいろいろに変化して広がる可能性はあるのだけれども、結局そのものとしては変わらない。だから、それに対する思いのバリエーションもそんなには豊かではありません。
それよりは、変わり映えのない日常かも知れないし、すごく楽しいかも知れないしすごく悲しいかも知れないけれども、今以降の時間≒未来は、どんな風になるのかわからない、という時点ですでに、なにがしかのワクワク感があるのだと思います。
過去を振り返ってばかりいても、過去にしがみついていても、、、といったテレビのドラマにもよく出てきそうなフレーズには、未来はもっと楽しいよ、素敵だよ、、、そういった意味が込められているのかなあと思います。
現在の状況は、様々な制限が課せられて、すごく楽しいはずはなく、変わり映えのない日常も否定されてしまいがちで、すごくすごく悲しいことばかりを想像しやすくなってしまってはいますが、それでも、そこを乗り越えたら、という希望は持てるので、やはり前を向いて、少しでもワクワクできることを探しながらという姿勢が大切だと思います。できれば、そのワクワク感を抑え込まないように、制限が緩められる方向に、少しでも早く事態が動いてほしいと願うところです。
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